
「水」を扱う製品に対して神経質気味な私だが、見落としていた箇所がある。そう、製氷機だ。製氷機と言われてドキッとした方もいるのではないだろうか。
今回は製氷機のお手入れについて紹介する。
人は失敗から学ぶ

私のお掃除習慣についてはほとんどが過去の失敗から生まれている。今回の製氷機についても同様である。
製氷のピークは夏

製氷機は夏に大活躍する。マイボトルに入れて飲み物を冷たくしたり、子どもがいればかき氷をしたり。どれだけの氷を使ったことだろう。製氷機には感謝している。
そんな製氷機だが、秋ごろになり肌寒くなるとめっきり使わなくなる。冬もアイスを食べるために冷凍庫は開けても、製氷室は全く開けなくなる。
久々に氷を使って思い出した
第二子が冬頃生まれたんだけど、ある時ミルクを早く冷ますのに氷を使おうと思った。「そういえば氷使うの久々だな、、、そういえば給水タンク、、、やばい、、、」。
嫌な予感がしたので氷でミルクを冷ますのは一旦やめた。そして水でミルクを冷まし終えてから、真っ先に給水タンクを確認した。
タンクの水はなくなり、製氷機はカビまみれであった。
お手入れすることを習慣化していなかったことを後悔した。その後悔が大きかったからこそ、こうして記事にしている。得た学びは忠実に実行し継続していくだろう。
・水の入れ替え時に分解して水洗いする。
・月1回必ず分解して洗剤でお手入れする。
・使わなくなったらキレイにして保管する。
製氷機はカビが発生しやすい
カビは湿度が高いところに発生しやすいのは感覚としてわかる。密閉されている(風の通りが悪い)ところに発生しやすいのもわかる。冷静に考えればカビが発生する条件が揃っているとわかっているのに、製氷機(給水タンク)はお手入れするの見落としがち。
水の入れ替えは定期的にしていても、きちんとパーツを分解して掃除までする人はおそらくなかなかいない。
そもそもどんなお手入れが必要なのか
我が家の三菱冷蔵庫の取扱説明書を参考に確認してみた。頻度は部位ごとに異なるが、基本水洗いでよいとのこと。
週に1回 | 給水タンク、給水ポンプ(タンク内の各パーツ)の水洗い |
月に1回 | 給水パイプ(給水ポンプから製氷皿までの通り道)の水洗い、タンク受け(給水タンクをおくスペース)の拭き掃除 |
年に1〜2回 | 製氷皿の水洗い |
私なりのお手入れ戦略
-1-1024x769.jpeg)
過去の失敗から導き出した私なりのお手入れ方法を紹介する。なおあくまで参考なので、実際にやる場合はご自身の責任でお願いしたい。
日常(水の入れ替え時)
夏のピーク時であれば、週に1回以上は水の入れ替えをするので、取扱説明書での推奨頻度よりも多くお手入れすることになる。
①全てのパーツを分解する
まずはすべてのパーツを可能な限り分解する。組み立て方がわからなくならないように注意する(分解過程をカメラに収めておく)。
②細かいところまでよく水洗いする
可能な限り手でこすり洗いする。細かい部分は掃除用歯ブラシを使用して、細部まで磨く。
③よくすすぐ
念入りに水で流す。
④乾かす
カラカラになるまで干しておく。
⑤組み立てる
元通りにパーツを組み直す。どうしてもわからなくなったら取扱説明書で調べるとおそらく組み立て方が記載されているはず。
月に1回
日常のお手入れをしっかりしていれば大丈夫だとは思いつつも、一応、月1回の念入りお手入れDayを設ける。
①全てのパーツを分解する
まずはすべてのパーツを可能な限り分解する。組み立て方がわからなくならないように注意する(分解過程をカメラに収めておく)。
②キッチン泡ハイターで泡まみれにする
キッチン泡ハイターを惜しみなく使って、パーツを泡まみれにする。通常のキッチンハイターにつけてもいいけど、パーツによっては浮いてしまうので、私は泡ハイターをしている。
③細かいところまでよく洗う
しばらく漬け置きしたのち、掃除用の歯ブラシを使用して、細部まで磨く。
④よくすすぐ
ハイターが残らないように念入りに水で流す。私はすすぎ残しが心配なので容器に水を溜めて、じゃぶじゃぶ洗う。
⑤乾かす
カラカラになるまで干しておく。
⑥組み立てる
元通りにパーツを組み直す。どうしてもわからなくなったら取扱説明書で調べるとおそらく組み立て方が記載されているはず。
掃除後に製氷する際、最初に入れた水でできた氷は念の為捨てることにしている。
キッチンハイターは偉大
-1-1024x769.jpeg)
カビだらけの給水タンクの復旧作業にはキッチンハイターが大活躍した。カビだらけの状態から新品同様ピッカピカになったのはさすがに感動した。キッチンハイターはふきん、まな板などの除菌にも使用できるので、家にあって損はない。
なおキッチンハイターには液体タイプと泡タイプがあるので状況に応じてうまく使い分けたい。
家では氷を作らないという選択

お手入れが面倒くさい人は、製氷機を使用しない=氷を作らないというのも選択の一つだと思う。スーパーに行けば氷は売っているし、しかもそこまで高価な物ではないからだ。もちろん毎日たくさん氷を使うのであれば、製氷機を使ったほうがコスト的にも買い物の手間的にもいいと思う。だが氷を少量使う程度であれば、氷を買うことをオススメする。少量の氷のために給水タンクの何個もあるパーツを分解して水洗いするのは手間すぎる。氷を買ってきたほうが満足度は高い。
シーズンが過ぎたら製氷機能は止める&給水タンク撤去

私が失敗した1番のポイントである。使わなくなったのに、わざわざカビが発生しやすい状態で置いておく必要はない。製氷機能は止め、給水タンクはキレイにお手入れして棚にでも保管しておけばいい。
給水タンクはキレイなんだから、空のまま冷蔵庫にセットしておけばいいんじゃないの?と思うかもしれないが、給水タンク内の空気が冷やされ結露するとカビの温床になる可能性が高いのでオススメしない。
シーズン過ぎてももしかしたら氷を使いたくなるかも、、、と心配な人は氷を買っておけば全く問題ないので安心してほしい。
まとめ|製氷機のことも見落とさない

製氷機は冷蔵庫の中、しかも目立たないすみっコに存在している。それゆえ存在自体を忘れがちである。そのまま放置すると私と同じような失敗(カビだらけ)をすることになる。見落とさないようにするには、きちんとお手入れすることを習慣化しておくことが大事なのだと改めて感じた。
ぜひ一度、製氷機との向き合い方を考えてみてほしい。